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Tegalog

日々のつぶやき、短文、落書きなど

No.137

Icon of sjm
アンティークボタンのお話です。

元々ボタンというのは服の留め具ではなく、ドレスの飾りとして作られました。
それが時代を経て留め具として使われるようになりました。

私が集めているのはガラスボタン(一応花限定としています。キリがないですからね)なのですが、世界大戦が始まりシャツが量産されるとガラスではなくベークライトが使われるようになりました。
ベークライトは透明で丈夫なのでボタンだけではなく戦闘機の窓などにも使われました。

やがてベークライトは再びガラスボタンに移り変わるのですが糸を通すところがガラスだと割れてしまうのでその部分だけ金属にしたり、プラスチックを貼り付けたりするようになりました。
有名なボヘミアンガラスの現代ボタンの裏側も金属ですね。

集めたボタンは時期も、譲っていただいた時の詳細の国もバラバラなのですが、よーく見ると同じ種類の型でプレスされていたりしています。
どこかの国で最初に型を作ったプレスガラスボタン工場が世界中に広まったのでしょうか?

私が初めて一目惚れをしたボタンは、この箱の一番左下、黄色くて一番大きな星のような花のようなそれです。
そのとなりに小さくて透明な、でも同じ形のボタンがありますね。
手に入れる時、黄色いボタンはアメリカ製、小さいボタンはドイツ製と教えてもらいました。

私は今もこの黄色い星(花?)の仲間を探しています。
孤独な一番星の彼は同じ大きさをした仲間に会うことができるのでしょうか。
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日記,コレクション